なりたて支援員のブログ

障害者グループホームの支援員を始めました

新たなホームの利用者さんたち

新たなホームで働き始めてもうすぐ2か月。

AさんとBさんにもだいぶ慣れてきました。Aさんの対処法もわかってきましたし、Aさんも私に慣れてくれた様子。まあ、たまにイラっとすることはありますけど。

Bさんも、最初のほうは理不尽にキレてくることがありましたが、(なるべく)冷静に言い返していたら、キレてくることはなくなりました。Bさんはわりとコミュニケーションが取れる人で、雑談をしていると健常者が使うような単語を使うことがあります。

新たなホームには他にCさんとDさんがいるのですが、その2人は別のユニットにいるため、私はたまにしか関わりません。

Cさんはコミュニケーションも取れますし、性格的にも落ち着いているように見えます。

Dさんは、作業所の職員やホームの支援員、それに他の利用者さんの文句ばっかり言っています。独り言のように文句を言っているのですが、丸聞こえです。

いろんな人の文句を言っているので、たぶん文句を言われていない人はいません。

この間、日勤でCさんとDさんのユニットにいたとき、Dさんがすごく人の良い支援員さんの悪口を言っていたのでやんわりとたしなめましたけど。

いくら知的障害者とはいえ、毎日食事作りや歯の仕上げ磨き、部屋の掃除やその他もろもろの支援をしてくれる支援員の文句をよく言えるよな…と思ってしまいました。

なんか、Dさんはやってもらうのが当然と思ってるみたいなんですよね。支援員に何かしてもらって、ありがとうと言っているのを聞いたことがないし、人に物を頼むときにも単語で言ってきます。

たとえば、ご飯のお代わりにふりかけをかけてほしいときは「お代わり、ふりかけ」と単語で言ってきます。しかも、自分の部屋から言ってくるので、支援員はわざわざDさんの部屋までお茶碗を取りに行って、冷凍ご飯をチンしてふりかけをかけて、またDさんの部屋まで持っていきます。

Dさんは、ありがとうの一言もなし。

これっておかしくないですか? Dさんは歩行障害もないし、言葉を文章で話せる人なので、お茶碗を自分でキッチンに持ってくることもできますし「お代わりちょうだい」と言うこともできます。それなのに、そのどちらもしません。

ちなみに、食事のお盆をDさんの部屋に持っていくのも下げるのも支援員です。Dさんは自分で食事を運べるのに、全部支援員がやってあげないといけません。

障害者グループホームは自立支援のためのホームなのに、なんで自分でできることまで支援員がやらなあかんの?

私が行っているもう1つのホーム(同じ法人)では、利用者さんが自分でできることは自分でやってもらう方針なので、こんなことは絶対にないのですが。

新たなホームは、こんなふうに利用者さんをお客様扱いするところがあります。

Dさんが「お代わり、ふりかけ」と言ってきたとき、「自分でお茶碗持ってきて」と言いそうになりましたが、新たなホームでは支援員がDさんの部屋までお茶碗を取りに行くことになっているので、何も言えませんでした。

使用人みたいに使われたあげく、名前呼び捨てで文句を言われる支援員って何? 支援というよりも、ただ使われてるだけでは? と思ってしまいました。

めっちゃ給料がよかったら、お金のためと思って割り切りますけどね。

私が働いているもう1つのホーム(元いたホーム)では、文句やわがままを言う利用者さんには支援員が注意するので、そこまでひどい態度の利用者さんはいないです。

新たなホームでは、誰も利用者さんに注意していないみたい。まあ、各ホームのリーダーによって方針が違うので、新たなホームではそういう方針なんでしょうけど、正直働きにくいなと思いました。

長時間ひとつの家で(新たなホームはマンションですが)一緒にいるんだから、お互いに気持ちよく過ごしたいです。